看護師 辞めたい

面倒な人に振り回されたくない看護師の為の心理学ブログ

新人看護師のプリセプターになったけど、「自分には合っていないな」と悩んでいる。

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プリセプターも悩みがいっぱい

新人看護師時代には自分に課せられた責任に重さや「周囲へ迷惑をかけている」と感じる事からくる、新人時代特有の心理的なストレスからも卒業する事ができた看護師に、次に待ち受けているのは、指導する側としての責任の重さや人間関係構築に関するストレスです。

 

少しずつ経験値も増えてくると次に待っている指導者としての立場

どういった職業でも、経験者が新人に対して指導を行う場面があると思います。

看護師の場合はプリセプターシップという制度が確立されているので、どの職場に転職しても、中堅看護師に与えられる役割の1つとなっています。

しかし、これまで人を指導する立場になかった人が、新人に対して指導していかないといけない立場になるので、このプリセプターという役割を非常にストレスに感じてしまっている人もいるようです。

プリセプターとなり、ストレスを感じる人もいれば、指導する楽しみを感じる人もいますが、この差は看護師としての能力の差ではないとされています。

 

自分より若い人とのコミュニケーションが苦手

プリセプターとなって、ストレスを強く感じるようになった看護師の中には、それを理由に看護師を辞める人までいます。

本来の看護業務が自分に向いていないという事で看護師を辞めるのは仕方のない事ですが、プリセプターを理由に看護師を辞める事を考えるというのは非常におかしな話です。

辞めたいくらい悩む人の特徴は、コミュニケーションの問題

新人看護師・若手看護師を指導する事になるので、場面によっては注意したり、課題を出したりする必要がありますが、「指導する側の立場」に慣れていない人にとっては、かなりストレスです。

 

何か気になる事があれば、

注意した方が良いか、もうしばらく様子を見るべきか、これくらいは目を瞑るべきか。

 

注意したはずの事をまた繰り返したら、

強く注意するべきか、最初と同じように注意するのが良いのか、繰り返し言うのは辞めた方が良いのか。

 

指導している新人が他のスタッフに迷惑をかけていたら、

その事実を伝えるべきか、自分の方で処理するべきか。

 

自分と新人だけの問題ではなくなり、他のスタッフからの目も気になり始めます。

プリセプターは、単純に知識や技術があれば良いかというと、そのような単純なものではなく、大きな組織内では、とてもストレスがたまりやすいポジションと言えます。

 

特に苦手意識が強いのは『指示の出し方・声のかけ方』

強く口調で指示を出したら、心が折れてしまって「もう看護師辞めます。」なんて事にならないか心配になりますよね。

成長のためを思って掛けた声かけが、看護師を辞める理由にもなりかねないので、プリセプターにとってはとても神経を使う部分です。

プリセプターと新人看護師の間に起こるコミュニケーション問題の代表的な部分で、この悩みを抱えている人は非常に多くいます。

 

疑問形の指示によって言う事をきかせるテクニック

疑問形の指示を上手に使いこなせるようになれば、指示を出す時のストレスからは、簡単に解放されます。

ちょっとしたポイントを理解してそれを実行するだけで、本人も傷つける事なく、言うことをきかせられるようになります。

 

「〇〇できる?」 「◯◯の方法は知ってる?」

何かを依頼する時に使われる、「疑問形指示」があります。

 

例えば、窓が空いていて、締めて欲しいと思っている時に、

「締めて!」と言うと指示を出した事になりますが、「締めれる?」と聞くと、指示を出していないのに、「締めて!」と指示を出した時と同じように、依頼する事ができます。

 

しかし、締めるように命令しているわけでもなく、お願いしているわけでもないので、相手は、この指示を否定する事はできません。

正確に言えば、締められるかを聞いているだけであり、窓を締められないわけはないはずなので、「はい」と返事するしかなくなります。

 

プリセプターが用いれる「疑問系の指示(命令)」の具体例

「アセスメントは知ってる?」

プリセプターが、担当患者を前にした状態で、新人看護師に対して「アセスメントは知ってる?」と聞くと、(アセスメントを知らない看護師はいないという前提ですが、)

 

新人看護師へ「アセスメントをとるように!」という隠れた指示を出した事になります。

新人看護師に「やれ!」と直接的な命令を出しているのではなく、「それを知っているか」を確認しただけですが、ほとんどの看護師が、アセスメントをとる事を求められていると察知するはずです。

 

それでも、「はい、知っています。」で終了してしまうなら、「窓、締めれる?」と同じように、

 

「アセスメントはとれる?」というように、その力があるかを聞きます。

アセスメントをとりなさい、ではなく、アセスメントをとれるかを聞きます。

 

ポイントは、命令せずに「はい」と返事をさせる。

質問に対して、「はい」と返事できる内容で質問をしてあげる事がポイントです。

すぐに「はい」と返事してくれなくても、新人看護師が、「はい」という返事を返してくれるまで質問系の指示を出し続けるだけです。

ちょっとまどろっこしい感じがするかもしれませんが、「強く言うのが苦手・指示を出すのが苦手」という人は、この方法をとる事で心理的なストレスは大幅に軽減します。

ここで解説している事は、一例にすぎませんが、同期や、後輩に対して依頼する必要がある場面で使う事ができる便利な対話テクニックです。