看護師 辞めたい

面倒な人に振り回されたくない看護師の為の心理学ブログ

身も心もボロボロ、看護師が仕事を辞める理由(退職理由)

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看護師は、身も心もボロボロ

過酷な職場環境に耐えられなくなって退職する看護師は多く存在するが、実際の退職の理由にはどんなものがあるかご存知でしょうか?

公益社団法人日本看護協会中央ナースセンターのアンケート調査により以下の結果となりました。

  1. 妊娠・出産:24.2%
  2. 肉体的不調:18.3%
  3. 精神的不調:13.3%
  4. 子育て:10.3%
  5. 残業が多い:9.6%
  6. その他:24.3%

女性の代表的なライフイベントである「妊娠」「出産」を別にして、注目して欲しいのが、「肉体的不調」や「精神的不調」です。

離職者の約3割が健康状態を理由に辞職しています。

毎年全体の約1割である10万人の看護師が転職することを考えると、かなりの数に上る事が分かります。

事実、退職後に再就職を果たしていない潜在看護師は、毎年新たに2万4000人が誕生しています。

過酷な勤務、人間関係、生死を預かる責任の重さなどに耐えかねて心と体の健康を壊し、辞めていく看護師があとを絶たないのです。

 

多くの新人が「看護師を辞めたい」と考える

新人看護師の辞職理由の中で最も多いのが、「看護教育終了時点の能力と、現場で求められる即戦力としての能力の間に大きな開きがある」となっています。

 

看護師という資格をとって、現場に入ってしまえば、病院経営陣・周囲の看護師からも、患者からも、ベテラン看護師と同じように即戦力になる事が求められていると感じ、自らを追い込む傾向があるようです。

新人看護師は、看護学校で看護業務に必要な技術や知識を教え込まれるが、すぐに現場で使用できるレベルには達している事はほぼありえません。

もちろん、即戦力になるはずもなく、むしろ現場ではお荷物状態です。

最初は誰でも新人で、最初からベテラン看護師のように上手に現場をこなしていけるはずもありません。

しかし、多くの新人看護師が自らを追い込み、自分自身の不甲斐なさに結果耐えられなくなり看護師を辞めていくのです。

 

プリセプターが新人看護師を優しくサポート?

新人看護師は、入職時点では現場で使える能力を有していませんが、それを指導し一人前の看護師に育てる「プリセプター」という有難い存在がいます。

しかし、プリセプターと新人の相性が悪いと今度は、プリセプターとの関係そのものが退職理由になりかねず、非常に難しい問題となっています。

右も左も分からない新人看護師のためのプリセプターのはずなのに、プリセプターの存在によって看護師を辞めたいと考える新人が多くいるのです。

 

新人看護師だけぢゃない、先輩ナースの悩み

新人時代を無事に乗り越えられても楽になれるわけではありません。

看護師という仕事は、新人を卒業しても、その時期時期に応じた地獄が待っています。

その地獄というのは、次の新人が入ってきた時に、今度は自分がプリセプターとなる事からくるものです。

新人の様子も気にかけながら、自分の担当患者も今まで通りケアしていかなければいけません。

自分自身はすでに新人を卒業しているので、もう単純ミスは許されない状況です。

単純に今までの2倍のプレッシャーを抱える事になります。

やっと新人を脱する程度の経験で、プリセプターを任されると、新人以上に辛いと感じる人もいるかもしれません。

大病院であれば、整った人員体制から余裕のある指導体制も作れるかもしれませんが、一般病院や個人経営の病院では、人件費削減により、看護師が常に不足しています。

そのしわ寄せが現場で働く看護師にのしかかります。

新人看護師の責任をプリセプターが持つ事になり、新人時代とはまた違ったプレッシャーを抱える事になります。

このプレッシャーに勝つ事ができず、プリセプターとなった後に看護師を辞める人もいれば、新人を虐める悪い看護師に変貌していく人もいます。

 

現場に居づらくなって辞めるベテラン看護師

新人看護師やプリセプターになった事によりプレッシャーにも打ち勝って、無事に職歴10年以上のキャリアとなっても辞めざる得ない状況に追い込まれる看護師も多くいます。

 

30代にもなると子供を持つ看護師も多くなるが、子持ちの看護師ほど大変な事はない。

子持ちであれば、

  • 時短勤務
  • 夜勤免除

このような、サポート体制が整っている病院も多いが、これはあくまでも病院経営においてであって、現場で働いている看護師にしわ寄せがきます。

この制度を利用して、「自分だけ楽をしている。」と思ってしまい過度にプレッシャーを感じた結果、制度を利用せずに無理をする看護師もいます。

また、その制度を利用し続けていると徐々に職場での風当たりが強くなり人間関係を悪化させてしまい、看護師を辞めざるえない状況になっていく人もいます。

独身のベテラン看護師の場合だと、どんどん若い人間が入ってきて周囲との会話も合わなくなってきたり、若い看護師からはお局扱いされたり、既婚・子持ち看護師からは寂しい人だと可哀想な目でみられたりと、何かと人間関係で悩む事になります。

悩みを相談できる人も多くはいません。

この状況がいつまで続くのかと考えたら憂鬱となり、最終的には心を病んでしまい孤独感から退職を選択する看護師も多くいます。

 

看護師の退職理由の根幹にあるのは各時期での「人間関係」

冒頭で解説した、妊娠・出産のタイミングでの退職においても、その根幹にあるのは「人間関係」である場合が多々あります。

日本人は、現在の職場に不満がなければ退職する事はありません。

妊娠・出産に伴う休暇取得についても、医療業界で働く看護師という仕事は、制度がしかっりしています。それでも辞める理由は、何かしらの不満がなければ基本的には退職する事はありません。

看護師という仕事は、過酷ですが、辞める背景にあるのは、看護業務そのものよりも、多くの場合で「人間関係」からくるストレスです。